一つのものを大切にずっと使い続けるという精神は立派です。ですが、ことガス給湯器に関しては10年を超えての使用はキケンなのでやめておいた方が良いでしょう。空気の取り入れ口や機器内部にどんどんと埃が詰まっていくのです。定期的にお手入れをしているかもしれませんが、それでも完全に落としきることはできません。そんなガス給湯器を使用した場合、点火しても正常に燃焼することなく不完全燃焼となってしまうこともあります。そうすると一酸化炭素が発生することも、屋外に設置されているガス給湯器であってももしも排気口が建物の近くにあるなら室内に引き入れてしまって一酸化炭素中毒となるかもしれないのです。溜まったホコリがガスバーナーの近くだったら点火がうまくできずにお湯にならないことも、それだとガス給湯器を置いている意味はなくなります。漏電して感電することもありますし、漏れ出たガスに発火して火災となることも、なんと5年間でこういった理由での発火事故は400件以上もあるのです。うちは大丈夫と思わず、10年が寿命なのですから明らかなる劣化が見えなくとも買い替えを検討することです。
また、海の近くだと塩害で・幹線道路沿いの家だと排気ガスが影響して10年持たずに劣化してしまう場合もあるので、専門家に定期的に見てもらっておいた方が安心です。何らかの不具合があれば、だましだまし使うのではなく買い替えです。水漏れや異臭・異音などサインはあります。
古い型式のガス給湯器は注意
