ガス給湯器は使用するたびに消耗していくものであり、一般的に、修理や交換の目安は10年程度だと言われています。そこで、いざお湯が出なくなるなどの突然の故障に備えるためにも、おおよその耐用年数が過ぎた頃を目安に点検をしておくのが望ましいでしょう。そしていよいよ交換することになった場合には、事故の補償なども確認しておくことが大切になります。
通常、給湯器メーカーの多くは無料の製品保証期間を設けていることが多く、非BL品が1年・BL品が2年となっています。この保証期間内に故障した場合などは、無料修理が可能になりますが、利用者が故意に傷を付けたり、過失による故障の場合には対象外となりますので注意しましょう。また、メーカーによって保証期間を延ばす契約が出来るところもあり、例えば、所有者登録をおこなうことで、無償修理期間が3年から5年くらいまで延長することが可能です。
とはいっても、ガス給湯器は製品の不具合や使用による損傷だけではなく、自然災害などで思わぬ事故や故障にみまわれる可能性もあります。そのようなアクシデントが起きた場合には、実は火災保険で補償してもらうことが可能です。ただし、ガス給湯器が火災保険でカバーされる条件には、台風などの風災による自然災害を対象とし、対象物に建物が入っていること、電気的・機械的事故担保特約に加入していることが必要です。
そのように、ガス給湯器交換の際には、メーカーによる無償修理期間や火災保険についても十分確認してからおこなうようにしましょう。