ガス給湯器と一口にいっても、全てが同じ形状になっているわけではありません。さまざまな種類のガス給湯器があるため、どれを設置するべきかを考えなければならないのです。大きく分けると4種類があるのですが、一般家庭で多く用いられているのは壁掛タイプと据置タイプの2種類なので、この2種類について理解することが欠かせません。それぞれの違いをきちんと知っておくことが大切です。もちろん設置する場所の違いもあるのですが、それだけが分かっていても理解しているとはいえません。マンションで手軽に使用することができるのは壁掛タイプで、文字どおり壁に設置することになります。配管がガス給湯器の下から出ているのが特徴です。これに対して据置タイプは地面・ブロックの上に設置するタイプとなっています。
戸建住宅でガス給湯器を設置する場合は、壁掛・据置のどちらにするかを考えなければなりません。しかしマンションの場合は据置タイプを設置することが不可能なので、最初から壁掛タイプに決まります。据置の場合は配管がガス給湯器の側面から出ているのが特徴です。ガス給湯器を見たときに、下から配管が出ているのかどうかが分かりにくい場合もあります。たとえばカバーや設置台がある場合です。しかし、側面から配管が出ていないのであれば据置タイプではないので、壁掛だと判断することができます。どちらのタイプであっても、果たしている役割には大きな違いがありません。