ガス給湯器は家庭用の給湯設備であり、ガスを利用してお風呂や台所などで利用するお湯を沸かすことができます。一般家庭では灯油や電気を利用する給湯器を設置することが多いのですが、近年ではガス給湯器がシェアを伸ばしているようです。ガス給湯器には熱効率に優れることや、構造がシンプルで僅かなスペースがあれば設置できること、本体価格が安価であることなどのメリットがあります。一方でランニングコストについては、若干割高になることが多いようです。
ガス給湯器の設置費用は、使用するガスの種類により異なります。都市ガスの場合には新規使用の際には公道から自宅への引き込み工事が必要であり、10メートル程度の引き込み工事を行う場合には15万円から25万円程度の工事費用が発生することになります。すでに都市ガスを使用している場合やボンベを使うプロパンガス(LPガス)の場合には、給湯器本体の設置費用だけを負担すればOKです。
本体の設置費用は給湯器の種類や大きさ、工事を担当する販売店などにより異なりますが、規模が同じぐらいの灯油式給湯器を設置する場合よりも割安になることが多いようです。さらにガス会社では新規顧客の獲得のために、割安な料金で給湯器本体の販売や設置工事を行うケースが増えていますので、設置を希望する場合にはガス会社に相談をしてみてください。キャンペーンなどを上手に活用すれば、ガス給湯器をお得に設置することができます。