キッチンに必ず備わってるガス給湯器は、瞬時にしてお湯を供給できる便利な設備です。冬場の寒い時期でも冷たい水で食器洗いをする必要もなく、夏よりも冬に使用頻度が高くなるでしょう。冬場に多く発生するガス給湯器のトラブルで、リモコンの電源が付かないというものがあります。この原因となるのが気温が低下することで、リモコン内に備わっている半導体の電気回路が故障です。専門会社に依頼をして半導体を取り換えてもらわないといけませんが、修理をするまでに数日間の時間を有するのが常です。それまでの間、ガス給湯器が使えないのかというとそうではありません。ガス給湯器には応急的な対応策が用意さえてるので、リモコンなしで電源を付ける方法を解説していきましょう。給湯器の側面に、「点火プラグ」と記載されている突起物があります。各社メーカーのガス給湯器に備わっているもので、これを使用すればリモコンの電源が付かない時でも給湯器を使用することが可能です。点火プラグは押し込み式と回転式があり、どちらもガスの元栓を開いてから所定の点火方法を実行します。機種によっては着火装置と書かれている場合がありますが、本来であれば電源ボタンを押すことで点火をしていた動作を手動でおこなうものです。この方法を駆使すれば正常にガス給湯器を使用することができ、もう一度点火装置を回す・押すことで火を止めることもできます。修理が完了するまでの間は、この応急対応で利用をしましょう。