最近のガス給湯器は、一定の温度で保温したり追い焚きができるなど、便利な機能がたくさんついているので、手間いらずで快適にお風呂に入ることができます。ですが、使っているうちに追い焚きしても設定温度にならないなど、故障と思われる事象が発生することもあります。
シャワーなどのお湯は問題ないのに、ガス給湯器が設定温度通りにならない原因の一つとして挙げられるのが、給水口から配管・循環器周辺の汚れにあります。汚れが原因の場合にできることとして、手を付けやすい部分から掃除をしていくことができます。最近のガス給湯器では給水口を保護するフィルターがついているものがあり、網目構造となっているものが多いようです。
外側からはわかりにくいものの、取り外して中側を見てみると意外に汚れていたというケースも多いため、こちらを掃除してみて様子を見ることができるでしょう。それでもガス給湯器の追い焚きがうまく機能しない場合は、湯垢や汚れが配管内についてしまっている可能性があります。配管に汚れが多くつくと、配管が狭くなります。
実は給湯器の中で温めなおすお湯の量は時間で判断していて、配管が狭まることで浴槽に送ることができる湯量が少なくなってしまい、設定温度に届かない要因になります。そのような場合は、風呂釜を洗う用途の酸素系漂白剤などを用いて掃除することができますが、掃除をしても状態が変わらないようなら、専門の業者に頼むか、故障の可能性を考えてメーカーなどに相談することをお勧めします。
