自宅でガス給湯器を利用しているというご家庭は多いですが、普段通り使用しているつもりでも使用中にガス臭いと感じてしまった場合は、何らかのトラブルが起こっている可能性が高くなります。
一般的に故障やトラブルが起こっていない状態であるガス給湯器であれば、使用しているだけでガス臭いと感じることはありません。しかしガスの臭いをしっかり感じるという場合起こっているトラブルとは、ガスの残量不足やガス漏れ、不完全燃焼の3つが挙げられます。まずガスの残量不足とは、ガス給湯器内のガスの残量が不足してくると、ニオイ成分の濃度が高くなる特徴を持っています。そのため普段よりもガス給湯器のガスの臭いが強く感じてしまうようになるのです。
ガス漏れを引き起こしている場合も、ガスの臭いが強く感じます。これはガス管が劣化してヒビが入っている場合や、接続部分が破損していることで起こりやすくなります。そのため給湯器を設置した際に、施工不十分が影響して起こっている可能性も出てくるので注意が必要となるのです。最後の不完全燃焼とは、燃焼のために酸素が不足している状態です。不完全燃焼の際には一巻炭素が発生して中毒になる可能性があるので、大変危険な状態であることを理解しておく必要があります。そのため原因がわからず、臭いが強く感じると感じたら最初に行うことは換気を十分に行い、一酸化炭素中毒を防ぐようにして、契約しているガス業者に連絡を入れましょう。