お湯を使っていて、何もしていないのに急に冷水が出てくると驚いてしまいます。故障かと思ったら、またすぐにお湯に戻るので気になるけど、そのままのしている方は多いのではないでしょうか。このようなガス給湯器を使っていて、急に冷水が出てくることを冷水サンドイッチ現象と言います。ガス給湯器全般に起こることなので、器具の故障ということではありません。ガス給湯器はガスを燃やすことでお湯を作ります。しかし、ガスの燃える強さはいきなり高温にはなりませんし、熱くなりすぎないように調節します。ですから、ガスも水の温度を上げるために強くなるときと、温度上昇を防ぐために弱くなる時があります。この差によってガス給湯器で冷水サンドイッチ現象が発生するのです。ガスで温められているときの水はお湯として出てきますので温かいです。しかし、ちょうどパワーが弱いとき、調節するタイミングのときに通過した水は、温度が低かったり水のままになってしまいます。ですから急に冷たくなったと感じてしまうのです。通常はこの調整は何度か起こるため、冷水サンドイッチ現象も発生しますが異常ではありません。しかし、あまりにもずっと続く、頻度が多すぎるなどだと故障もあり得ます。また、ガス給湯器も進化しています。ガスの安定性がアップしてきているので、最新機種ほど冷水サンドイッチ現象は少なくなっています。ただゼロとは限りませんが、すぐに戻るようなら気にしなくても大丈夫です。