冷たい水を一瞬で温かいお湯へとかえてくれる便利な機械が、ガス給湯器です。日本ではどのメーカーのものでも給湯器の寿命、つまり耐久性は目安として10年と書いてありますが、それは設置場所の違いも大きく影響するのでしょうか。
ガス給湯器は空気の吐き出し口と吸い込み口があり、その多くは屋外に設置してあります。普通に屋外に設置していると、住んでいる地域によって雨が多かったり寒暖の差が激しかったりするので、環境変化の激しい場所であればあるほどガス給湯器の寿命は短くなってしまいます。道路に近い場所にあって粉塵が多く舞い込むような場所であれば、他の家に比べて故障は早いかもしれません。
雨が当たらない、例えば屋外ではあるけれど、簡易の屋根があるスペースに設置しているので雨や雪は当たらない、という家庭でも、外からの塵や埃でどうしても汚れてしまうのです。ガス給湯器の寿命を少しでも延ばしたければ、フィルターなどに埃がたまっていないか、水はスムーズに通るようになっているかなどの点検をしっかりと実行し、設置から7年目までは点検をマメにして不具合がある箇所は修理や取替えをしていきましょう。一応耐年数は10年とはなっていますが、大切に使えば15年ほど働いてくれることもあります。7年目を超えているのであれば、一つの不具合を修理してもまたすぐ別の箇所が壊れたりします。使用して7年を超えている場合には修理ではなく買い替えをおすすめします。